根岸の部屋

管理人の備忘録がてらに将棋について書き殴ってます。棋力は絶賛伸び悩み中\(^0^)/

角交換四間飛車vs▲4六歩早突き に関する見解をとりあえず急ぎまとめる

 

 この記事↓が一部界隈で反響があったりなかったりしたみたいなので、少しだけ補足とかしてみる。間違いとかあったらごめんなさい。

 

negishiroom.hatenablog.com

 

 詳しくはこの記事を参照していただきたいが、ざっくり言うと後手で角交換四間飛車をする際は左銀よりも玉を先に移動させたほうがよいという話である。以前は勝手に「アユム流」と呼ばせていただいていたが、本稿ではとりあえず単に▲4六歩早突きと呼称しておく。

 

f:id:Negishi_Shinya:20170820110026p:plain

 この局面の▲4六歩が上手い手で、以下腰掛け銀に組めることがほぼ確定する。詳細は上の記事にあるので本稿では割愛する。

 ただし同じ事を振り飛車先手番のときにやろうとしても一手早いため、▲8八銀を先に入れても間に合いそうだ。

f:id:Negishi_Shinya:20170820110305p:plain

 同様の形で△6四歩と突いても▲3八玉△6二銀▲6六歩ぐらいで失敗だろう。

 

  

 また、後手番で角交換振り飛車を志向するとき、▲7六歩△3四歩▲2六歩△8八角成▲同銀△2二銀(4二銀)などと一手損角換わりのような手順を選ぶことがある。

f:id:Negishi_Shinya:20170820125821p:plainf:id:Negishi_Shinya:20170820125830p:plain

それ自体はべつにいいのだが、以下例えば▲4八銀△3三銀▲6八玉などと進んだときに△4二飛とすることがある。ただしこれは上記手順に▲4八銀△3三銀の交換が入った形となる。これは居飛車にとって得な交換で、そこで▲4六歩とする上記と同様の手筋が成立してしまう。

f:id:Negishi_Shinya:20170820125725p:plain

 よって、このオープニングから振り飛車にするならダイレクト向かい飛車を選ぶ方が妥当で、四間飛車にするのは損だろう。ウォーズでレグスペのエフェクトを出したいなどの特殊な状況で無い限り、KKSを目指すなら4手目△4二飛のほうがよいと考えている。

 

 この一手損角換わり風の出だしからのKKSは、振り飛車が先手番のときでも後手番の際と似たような理由で難しい。初手から▲7六歩△3四歩▲2二角成△同銀から先手KKS、後手居飛車として進めた仮想図が以下。

f:id:Negishi_Shinya:20170820131910p:plain

 一番上の図と比べて振り飛車の7七銀が入っている格好。しかしこの手は△6四歩の狙いを直接防いでいるわけではない。やはり腰掛け銀に組む居飛車の狙いは止められない。

 ただし、一応ここで▲3八金という手はある。2七と4七の両方を一手でカバーするにはこれしか無い手。以下△6二銀▲6六歩△6三銀▲6五歩△同歩▲同飛が想定される進行。

f:id:Negishi_Shinya:20170820132413p:plain

 このとき△7四角も△5四角もないのでこの飛車先交換が成立するというのが▲3八金のねらい。一応この手は後手KKSのときもあったが、このケースでは▲7七銀が入っている分この銀の出足が早いのでより有力になっている可能性がある。

 ここからは△6四歩と収めるか、8四歩保留型を生かして△6二飛とするのが主な候補手。まあ難しい将棋だが、先手の囲いが金美濃に限定されたことをどう見るか。居飛車は△3三銀~△4四銀と繰り出して振り飛車の左銀の中央進出に対抗してくるのが有力そうだ。先手がどう打開するかという将棋になることが想定される。

 

 同様の狙いを後手振り飛車のときにやるとどうだろう。以下がその局面。

f:id:Negishi_Shinya:20170820133319p:plain

 さらに同様に手を進めるとこうなる。

f:id:Negishi_Shinya:20170820133425p:plain

 この局面をどう評価するべきか。さっき振り飛車先手の場合の似た図をのせたが、それと比べ振り飛車一手遅くなっており、かわりに後手番なので打開の義務はない。先の記事を執筆した時点では振り飛車が美濃に組めないのは不満と思い特にこの手順に関して言及しなかったが、最近になって、もしかすると角交換振り飛車には美濃囲い以外の囲いにも可能性があるかもしれない、と考えを改めたので紹介した次第。とはいえ美濃囲いの人気は高いため、喜んでこの後手を持ちたい人がどれだけいるかは疑問な気もするが。

 

  なんか大したこと書いていないような気もするが、ひとまずこれで記事を終える。